メインストリートプログラムとは?

1.なぜ、世界の先進都市の 3,000エリアに広がったのか?

    ◆メインストリートプログラムは、1977 年の前後にアメリカで生まれました。そして、1985 年の前後にカナダ、スウェーデン、1990 年の前後にイギリスなどのヨーロッパ諸国へ、2000 年の前後に日本などへ渡り、その手法は「世界の先進都市の 3,000 エリア」に広がっていま す。世界の先進都市は、同種の都市問題を抱え、解決策を見つけようと同時化進行でその対 策を講じています。
    ◆このプログラムは、なぜ世界の先進都市に広がったのでしょうか?
    ◆第 1 に、地方自治体の限られた財源のなかで、その投資効果を高めるため「エリア(都市 空間)」を「まちの成り立ちとなった都市の歴史的骨格=メインなストリート」に絞り込ん でいることです。しかもそこは、市民の心の中に光り輝いていた当時の「共通の思い出」が 残っています。そのため、多くの市民にとって「個性や魅力を高めた再生のシンボル」にな りやすいのです。
    ◆第 2 に、地方自治体から「まちづくり構想はあっても施策のプレーヤーがいない。地域の 大学、市民組織、行政が一体となって人材育成と組織自体の育成に取り組むべき」との声が 聞こえてきます。これは、地方都市の施策のプレーヤーが少ないことを示しています。施策 のプレーヤーは、成功体験を積み重ねて育成しなければなりません。「まちの成り立ちとな った都市の歴史的骨格=メインなストリート」は、市民のパブリックプライドを結集しやす く、施策のプレーヤーが行動しやすいため、人材育成の適地でもあります。
    ◆この画期的プログラムが、世界の先進都市で受け入れられている理由は、この「まちの成り立ちとなった都市の歴史的骨格に活力を吹き込むことができる」と「組織自体とその人材 を育成することができる」の両面で成果を挙げているからです。
    ◆このプログラムは、自治体が本来取組むべき「まちづくりの王道」に正面から向き合っています。だからこそ、世界に拡大し続けているのです。

2.メインストリートプログラムの特徴

    ◆メインストリートプログラム(Main Street Program)は、地方自治体が一番に取組むべき 「まちの成り立ちとなった都市の歴史的骨格=メインなストリート」に活力を取り戻す (Revitalization)」ための日本版プログラムとして、実践による“HOW TO”が成功体験も失 敗体験も含め詰まっています。
    ◆このプログラムは、8 つの基本原則によって進められます。

    1. 「包括的な 4 つのアプローチ」の同時進行
    2. 小さなエリアから連鎖を引き起こす「ボトムアップ型手法」
    3. 「人の成長」が徐々にもたらす新しい変化が大切
    4. 「PPP」にこだわった組織
    5. 「歴史や地域アイデンティティ」にこだわったデザイン
    6. 「既に存在している個性ある資源」にこだわったプロモーション
    7. 「実践重視」にこだわって持続的資金を稼ぐこと
    8. プログラムは「3 ステップ方式」で実践
    ◆このプログラムは、3 ステップ(10 チャート×3 ステップ)方式の全 30 チャートで構成さ れています。
3 ステップ方式  10 チャートの概要
第 1 ステップ(1~10 チャート) ビジョン構築とその実行組織の設立
第 2 ステップ(11~20 チャート) 社会実験によって活力を吹き込む体験
第 3 ステップ(21~30 チャート) 稼ぐ仕組みづくりと持続的実践

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